第46回鹿児島市春の新人賞 受賞者決定!

鹿児島市春の新人賞は、文化芸術の将来を担う人材の育成と鹿児島市における文化芸術活動の向上発展を目的として、1974年に「鹿児島市春の新人祭」として始められたもので、1977年の第3回より「新人賞」としての表彰制度になりました。

 本市を中心に優れた芸術活動を行っている若い芸術家を顕彰し、今後の活躍を期待して贈られるもので、受賞者総数は今回の3名を含めて180名となります。


第46回鹿児島市春の新人賞受賞者


川野貴之さん(声楽)

1986年1月17日生まれ34才 鹿児島市出身大津市在住 フリーランス

テノール歌手として、国内では数少ないプロの声楽アンサンブルであるびわ湖ホール声楽アンサンブルに2014年から5年間所属し、国内各地で研鑽を重ねてきた。鹿児島においても、テノール歌手としての力量が問われるソロリサイタルを定期的に開催しており、その意欲的な企画と豊かな表現力が高い評価を受けている稀有な存在である。今後は鹿児島での幅広い活躍が期待されている。


繁昌絵美さん(美術) 

1988年12月7日生まれ31才 鹿児島市出身鹿屋市在住 鹿児島県立鹿屋高等学校勤務

羊を自身に重ねた心象画は、確かなデッサン力と構成力に裏打ちされて、独自の世界を創り上げている。自己と向き合う真摯さと表現への貪欲な姿勢が高く評価され、2018年南日本美術展吉井賞、2020年南日本女流美術展女流賞と立て続けに大きな賞に輝くなど、充実した画力を示している。教育者としても、自らの創造活動を教育に活かすことに努力しており、今後のさらなる飛躍が期待される。


宮田晃志さん(演劇)

1989年6月6日生まれ31才 鹿児島市在住 会社員・演劇集団宇宙水槽主宰

劇作・演出家として透明感のあるファンタジー作品が若い世代を中心に大きな支持を得ている。また、舞台美術でも照明を巧みに取り込んだ空間構成は観る者を魅了している。2019年12月には主宰劇団が第1回九州若手劇団アワードを受賞するなど、その活動は鹿児島にとどまらず広く注目されている。鹿児島のこれからの演劇界をけん引する人材として益々の活躍が期待されている。


     

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